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観劇日記
観劇日記_e0040312_1914484.jpg最近、宝塚研究を怠っていたので、歌劇団の動向から乗り遅れてしまっていた。
星組実力派娘役 仙堂花歩が8月退団後、吉本新喜劇に入団だって?
月組若手男役ホープ 月船さららが今公演で退団だって?
紫城るいが月組から宙組へ組替え?いつの間に?
知らなかった・・・。


瀬奈じゅん・彩乃かなみ トップお披露目 月組公演を観た。
瀬奈じゅんと言えば、私が宝塚を観始めた頃研5(入団5年目)のヒヨコだった。それがトップ就任とは。「見守ってきた感」を(勝手に)味わえるのが長年見続けていることの醍醐味か。彩乃かなみも当初から期待の娘役扱いされてたけど、研3の頃ブクブク太っちゃって、このままだとヒロイン路線それてしまうと心配したけど、なんとか痩せて晴れて瀬奈じゅんの相手役に。よかったよかった。



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第一部のお芝居。「JAZZYな妖精たち」というタイトル通り、オープニング後10人位の妖精がワラワラと出てきた。「真夏の夜の夢」みたいなファンタジーものか?と思うも、妖精たちは完璧な脇役。しかも、白血病におかされたヒロインを見守る脇役。文字通り見守るだけで、奇跡も何も起こしてくれない。計3回くらい登場。・・・妖精、いらないんじゃないの?

事実、妖精は登場しなくても成立するストーリーやった。アイルランドの孤児院でともに育ち、同じ船でアメリカへ移民してきた少年少女5人。やがて大人になり、5人はそれぞれ下院議員候補、童話作家、警察官、ゴシップ記者、殺し屋に。

幼なじみ同士、恋に落ちたり、仲間を売ったり、命を狙ったり、、、ドラマチックな人間模様になりそうなものを、なーんか、中途半端に終わった。

友情物語という程は描ききれてない。「夢は大統領になること!」という主人公のサクセスストーリーでもない。まだ下院議員選挙に当選するまでの話にすら至らなかったから。主人公の選挙を妨害する黒幕に対して「悪行を暴いて失墜させよう」という意見が出ただけで、実際にコテンパンにしてやったという爽快さもない。話が途中で終わっちゃった気がするのだ。

そうなるとやはり、妖精たちを登場させず、余った時間でもっと話を進めて欲しかった。タイトルも変えちゃえば良かった。
作・演出の谷正純。もうベテランなんだからもっと見ごたえのあるもの作ってよ・・・。宝塚の舞台は役者の魅力でもっているとつくづく思う。

第二部のショー「REVUE OF DREAMS」はテンポ良く、なかなか良かった。衣装もセンスよく、瀬奈じゅんの魅力全開やったんじゃないでしょうか。月船さららの歌声もバクハツして良かった。退団するとは誠に残念。君はトップにまで昇りつめてくれると思ってのに。
by jellic | 2005-09-27 23:02 | hobby
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