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「ベルサイユのばら」観てきたよ
「ベルサイユのばら」観てきたよ_e0040312_1027975.jpg宝塚を長年観ている者にとっては「またベルばらか・・・」とあまり期待もせず行ってきた。
頻繁にベルばらやってはないけど(前回は2001年)、なんとなく飽きてきてる。

30年くらい前のベルばら初演時の大ブームも過去の栄光であって、今となっては古クサイ。
今やってお客入るの?って思ってたら・・・超満員でした。平日なのに立ち見まで出てた。はぁ~~、ベルばらってやっぱり人気あるんだ・・・。

飽きたなんて言ってるが、宝塚を好きになったのは友達からたまたま借りたベルばらのビデオがきっかけだった。
真矢みきのオスカルを観て「なんてキレイな人なんだ」と思ったし、原作ベルばら好きの私の"オスカル像"に正にピッタリで感動したっけ。
そしてフィナーレの華やかさに度肝を抜かれたもんだった。
(余談:真矢みきは今NHK朝ドラ「風のハルカ」でハルカの母親演ってます。「ハルカ~!ハルカ~!」と娘を探す腹式発声が、舞台で「アンドレ~!アンドレ~!」と叫んでるように聞こえた。舞台女優がTVドラマに出ると、声の張り方が違います。)。



★さて、いざ始まってみると・・・
オープニングからミラーボールが回り、客席を巻き込んで一大スペクタクルの始まり始まり~。
そして流れるのです。あの有名な歌が。

 愛~ それは悲しく~  愛~ それは切なく~
 愛~ それは苦しく~  愛~ それは果敢なく~
 愛~ 愛~ 愛~~


そう、ベルばらとは 愛・愛・愛だらけ~、なのだ。
フランス革命の動乱の中に果敢なくも美しい愛~~のオンパレード。
何度となくゾクゾクっと鳥肌が立った。あの、初めてビデオでベルばらを見たときの思いが蘇ってきてしまったのだ。

ラストはマリー・アントワネットが断頭台への階段を登っていくところで終わります。客席からはすすり泣きの声が・・・。
そして悲劇の余韻を残さずして、これまた一大スペクタクル・フィナーレがジャ ジャ ジャーンと始まるのです。
ベルばら定番のフィナーレナンバー。曲も振り付けも衣装も、過去のベルばらを踏襲したもの。

最後は大階段を出演者全員が歌いながら降りてくるパレード。
豪華な衣装を着て、ミラーボール回るなか大洪水のように降りてくるのです。

私はふるえてしまったんですね~。
近年の歌劇団の経営陣による、運営方針やら劇団員の人事異動やらに不信を抱いていた私だったけど、今回このベルばらを見て宝塚の原点を見たと同時に、私自身も宝塚を見始めた頃の初心を思い出したというか。

世界は一つ、愛ゆえに人は美し~、と「愛あればこそ」を鼻歌まじりで帰ったのでございました。
by jellic | 2006-01-23 10:29 | hobby
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